ハワイ王朝に学ぶ


1世紀で滅びた王朝


ホノルルのダウンタウンに威風堂々と建つイオラニ宮殿はアメリカ合衆国に残る唯一の宮殿。ハワイ州は1900年に併合された50番目の州で1795年から1893年まではハワイ王国だったため、ここに王朝ゆかりの宮殿があるのです。



 

英国の探検家キャプテンクックがハワイを発見したのが1778年。ハワイ各島の族長が勢力争いを繰り広げていた当時、クックから西欧の武器を得たカメハメハ大王(一世)がハワイ八島を統一し王国を成立させました。

 



その後のハワイ王朝は捕鯨やサトウキビ産業を通じて米国との間に親密な関係を築き発展しましたが、米国の覇権主義の前に崩壊し1世紀の歴史を閉じます。王国崩壊の大きな要因となったのが米国との間で結ばれた不平等条約だったのですが、同時期に開国した日本の明治政府も欧米列強との条約改正に苦戦しました。

 


イオラニ宮殿は、米国の侵略からハワイ王国の独立を守ろうとした第7代カラカウア王が1882年に贅の限りをつくして建てた宮殿で、王朝最後の女王となった妹のリリウオカラニの時代まで公邸として使われました。

このカラカウア王はイオラニ宮殿建築中の1881年に日本を訪れていますが、そこで行われた明治天皇との会見が日系移民社会のその後に大きな影響を与えることになりました。


 

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著者:江藤誠晃
ツーリズム・プロデユーサー、旅行作家。

NEXT TOURISM 理事、観光甲子園統轄プロデューサー。