環境保全を学ぶ


責任ある観光

ワイピオ渓谷/ハワイ島


ハワイ島の北東部にワイピオ渓谷というネイティブハワイアンの聖地があります。ハワイ諸島にやってきたポリネシアの人々はアリイと呼ばれる首長を中心に共同生活を営む「アフプアア」と呼ばれるコミュニティを作りましたが、そのひとつがワイピオ渓谷です。

 



山に降った雨が滝や川となって大地を流れることで耕作に適した田畑が生まれ、その先の海岸線に養魚地が造られた扇状地の地形。そこには自然界の摂理に沿った持続可能な循環型社会が成立していました。土地を所有し売買する西欧人の価値観が持ち込まれる以前のハワイは人間が自然と無理なく共生していたのです。

 



観光分野におけるSDGsの取り組みの中ではサスティナブルツーリズムやレスポンシブル(責任ある)ツーリズムの実現が求められていますが、ハワイ州観光局のアロハプログラム内で新たにスタートした文化・自然保護活動が「アフプアアプロジェクト」です。


地球の未来を考える時、文化継承や自然保護の活動はその土地に暮らす人々だけでなく、旅人もまた関係者として責任を共有するべき時代を迎えています。

現在はハワイの固有種であるコアの森を取り戻すための植樹活動が行われていますが、今後どのようなプロジェクトが必要かを「責任ある旅人」の視点で考えてみたいですね。

 



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著者:江藤誠晃
ツーリズム・プロデユーサー、旅行作家。

NEXT TOURISM 理事、観光甲子園統轄プロデューサー。