ハワイ広告今昔


80万円のハネムーン

1964年に日本航空が使用していた広告

街を歩けば店頭に様々なパンフレットが並び、スマートフォンなら膨大な種類のプランの中から最適な旅を検索できる…。人数で言えば毎年国民の6人にひとり程度が海外に出かけている現代と違って、海外渡航自由化初期はもっぱら新聞や雑誌の広告が情報入手経路でした。



 

この新聞広告は1964年の日本航空ハネムーン・コースのもの。オアフ、ハワイ、カウアイ3島を巡る8日間の旅が二人で概算80万円。新婚旅行なら財布の紐が緩むはずという狙いは今も昔も同じですが、「いっそHawaiiにしませんか」というキャッチコピーからは「一生に一度のことだから思い切ってご決断を」というニュアンスが読み取れます。



 

ちなみに当時の海外旅行広告には「分割払いで海外旅行」というタイトルで分割払いのトラベルローンのPRが入っていました。当時の海外旅行は自動車を購入するような価格帯の消費だったことがわかります。



著者:江藤誠晃
ツーリズム・プロデユーサー、旅行作家。

NEXT TOURISM 理事、観光甲子園統轄プロデューサー。